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ケンタの思い出

8月17日は、
かつて一緒に暮らした
「ケンタ」と「歩夢」の命日です。
どちらの兎も、出会ったときには既に成長し、
そして、それぞれ大きな障害をもっていました。


初めてケンタと出会ったのが、13年前

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きっかけは
近所のペットホテルの「里親募集」の貼り紙。
ケンタは、飼い主からそのホテルに置き去りにされた
年老いたミニウサギでした。

骨折が原因で下肢が変形し、
歩行困難で、ちょっとつつくと、
バランスを崩し転倒してしまう兎でした。

数日後、そのケンタを譲り受け、
埼玉県の動物病院へ連れて行く途中で

真新しいランドセルの小さな小学生達が、
「このウサギ、ニンゲンをうらんでる」と
異口同音に言ったのには驚きました。

確かに
骨折して歪んだ両後足と、
ペットホテルにおきざりにされたという事実は、
元の飼い主にケンタが大事にされなかった証拠・・・・。

純粋な子供達には、直感的に
「動物の心」がわかったのかもしれません。


我が家に来て、半年、1年と経っても、
ケンタは心を開いてくれず、無表情、無反応でした。

けれども、
ケンタは下肢の障害以外にも
腫瘍や白内障等、様々な病気を発症し、
毎週のように一緒に動物病院に通ううちに、
少しずつ心を開くようになり…

IMGP5971_convert_20110823145431.jpg


やがて、
完全に下肢が麻痺し、尿焼けし始めた頃には、
毎朝入浴させたのですが、少しもいやがりませんでした。

ドライヤーで丁寧に乾かしながら、
「ケンタ、お前は私の宝物だよ。大好きだよ」と
語りかけると、

ケンタは目を細めて気持ちよさそうに、私を見上げ、
一所懸命、口をパクパクもごもごさせて、
まるで返事をしているかのようでした。

体は不自由だけど、幸せそうな表情を見せてくれるのが
本当に嬉しかった…。


けれど、ある日突然、何の前触れもなく、
ケンタの目から光が失せ、体からは力が抜け、
急速に冷たくなっていったのです。

私には、目の前で起こっていることが
恐ろしくて、到底受け入れ難く、

ケンタの体を抱きしめて
「死ぬな、死ぬな、死んじゃダメだ」と
なりふり構わず泣き叫ぶと、

私の腕の中で、冷たい物体と化していた彼の体が
急速に温かくなり、目には光が宿りました。

今度は驚きと喜びで大号泣です!


けれど、
それも束の間、


数日後の夜にはまたも容態が急変し、
動物病院の救急車に乗せられ、
ケンタは病院に搬送されました。

病院の車を見送った後で、
「これが最期の別れになったらどうしよう」と
気が気ではありませんでしたが、

その数時間後に、とりあえず窮地は脱したと、
ケンタは無事、我が家に送り届けられました。

ケンタ、ありがとう!
私のために、頑張ってくれたんだね!
嬉しくて、嬉しくて、
ケンタを抱いて眠りにつきました。

そして迎えた翌8月17日の早朝、
なぜか胸騒ぎを感じて目覚めると、

ケンタはとても穏やかな天使のような表情で
私を見つめていました。


直感的に、
私にはそれが「さよなら」の合図だと
わかってしまいました。

そして、
ケンタは、そのまますうっと
潮がひくように静かに息をひきとりました。


今度という今度は
私も別れを受け入れるしかありませんでした。


これまで、
別れを拒絶して泣き続ける私のために、
何度も死の淵から
生還してくれたケンタ。


3年足らずのつきあいだったけど、

今も、そしてこれからも、
あんなにも優しい表情でさよならを告げたケンタを、
私は忘れることはないでしょう。

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今日も応援、ありがとう


歩夢の思い出は次回に…。
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テーマ: うさぎ | ジャンル: ペット

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