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ケンタの思い出

8月17日は、
かつて一緒に暮らした
「ケンタ」と「歩夢」の命日です。
どちらの兎も、出会ったときには既に成長し、
そして、それぞれ大きな障害をもっていました。


初めてケンタと出会ったのが、13年前

IMGP5974_convert_20110823145347.jpg

きっかけは
近所のペットホテルの「里親募集」の貼り紙。
ケンタは、飼い主からそのホテルに置き去りにされた
年老いたミニウサギでした。

骨折が原因で下肢が変形し、
歩行困難で、ちょっとつつくと、
バランスを崩し転倒してしまう兎でした。

数日後、そのケンタを譲り受け、
埼玉県の動物病院へ連れて行く途中で

真新しいランドセルの小さな小学生達が、
「このウサギ、ニンゲンをうらんでる」と
異口同音に言ったのには驚きました。

確かに
骨折して歪んだ両後足と、
ペットホテルにおきざりにされたという事実は、
元の飼い主にケンタが大事にされなかった証拠・・・・。

純粋な子供達には、直感的に
「動物の心」がわかったのかもしれません。


我が家に来て、半年、1年と経っても、
ケンタは心を開いてくれず、無表情、無反応でした。

けれども、
ケンタは下肢の障害以外にも
腫瘍や白内障等、様々な病気を発症し、
毎週のように一緒に動物病院に通ううちに、
少しずつ心を開くようになり…

IMGP5971_convert_20110823145431.jpg


やがて、
完全に下肢が麻痺し、尿焼けし始めた頃には、
毎朝入浴させたのですが、少しもいやがりませんでした。

ドライヤーで丁寧に乾かしながら、
「ケンタ、お前は私の宝物だよ。大好きだよ」と
語りかけると、

ケンタは目を細めて気持ちよさそうに、私を見上げ、
一所懸命、口をパクパクもごもごさせて、
まるで返事をしているかのようでした。

体は不自由だけど、幸せそうな表情を見せてくれるのが
本当に嬉しかった…。


けれど、ある日突然、何の前触れもなく、
ケンタの目から光が失せ、体からは力が抜け、
急速に冷たくなっていったのです。

私には、目の前で起こっていることが
恐ろしくて、到底受け入れ難く、

ケンタの体を抱きしめて
「死ぬな、死ぬな、死んじゃダメだ」と
なりふり構わず泣き叫ぶと、

私の腕の中で、冷たい物体と化していた彼の体が
急速に温かくなり、目には光が宿りました。

今度は驚きと喜びで大号泣です!


けれど、
それも束の間、


数日後の夜にはまたも容態が急変し、
動物病院の救急車に乗せられ、
ケンタは病院に搬送されました。

病院の車を見送った後で、
「これが最期の別れになったらどうしよう」と
気が気ではありませんでしたが、

その数時間後に、とりあえず窮地は脱したと、
ケンタは無事、我が家に送り届けられました。

ケンタ、ありがとう!
私のために、頑張ってくれたんだね!
嬉しくて、嬉しくて、
ケンタを抱いて眠りにつきました。

そして迎えた翌8月17日の早朝、
なぜか胸騒ぎを感じて目覚めると、

ケンタはとても穏やかな天使のような表情で
私を見つめていました。


直感的に、
私にはそれが「さよなら」の合図だと
わかってしまいました。

そして、
ケンタは、そのまますうっと
潮がひくように静かに息をひきとりました。


今度という今度は
私も別れを受け入れるしかありませんでした。


これまで、
別れを拒絶して泣き続ける私のために、
何度も死の淵から
生還してくれたケンタ。


3年足らずのつきあいだったけど、

今も、そしてこれからも、
あんなにも優しい表情でさよならを告げたケンタを、
私は忘れることはないでしょう。

IMGP5972_convert_20110823145408.jpg

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今日も応援、ありがとう


歩夢の思い出は次回に…。

テーマ: うさぎ | ジャンル: ペット

コメント

  • 2011/08/23 (Tue) 16:27

    ケンタちゃん、ここにも『お月様』へ帰って行ったうさぎさんがいたのですね。
    「歩夢」ちゃんも月命日が同じですか?
    別れは何度繰り返しても決して『慣れ』ということはありませんね。
    それぞれの別れには、それぞれの物語があります。
    ケンタちゃん、Edyさんと暮らした3年。幸せだったんですよ。
    一生のうちの最後のその3年。
    本当に幸せな出会いがケンタちゃんのこの世で生を受けた証です。
    ・・と思います。別れ、つらかったでしょうね。
    明日はシナモンちゃんの七七日(四十九日)ですね。
    お月様が出ていたら、USAKOに手を振らせるから
    シナモンちゃん、見ていてくれるかもね。
    大福ちゃんはお元気?

    Mrs.Coron #3/VKSDZ2 | URL | 編集
  • 2011/08/23 (Tue) 17:39

    ケンタくん、とっても可愛い子でしたね。
    Edyさんの大きな愛で少しずつ心を開いていってくれたんですね。
    何度もEdyさんの呼びかけに戻ってきてくれて。。。
    本当に優しい頑張りやさんだったんですね。
    ケンタくん、とっても幸せだったんだと思いますよ。
    きっと、ケンタくんは今もEdyさんのこと見守ってくれてると思います。
    …なんか、涙ぐんで何を書いていいのか分からなくなっちゃった。

    みーまま #- | URL | 編集
  • 2011/08/23 (Tue) 20:55

    初めまして。
    すてきなお話をありがとうございます。
    いろいろな意味で勇気と希望をいただきました。
    ケンタ君にとって、最後にEdyさんと出会えたことはとってもラッキーなことだと思いました。
    写真を拝見しても、彼が心を開いているのがすごく伝わってきます。
    私からもケンタ君にもありがとうを伝えたいです・・・

    余談ですが、以前H公園の近くに住んでおり、よく散歩したものです。
    もしかしたら、すれ違ったことがあるかもしれませんね・・・

    Konrad #mQop/nM. | URL | 編集
  • 2011/08/24 (Wed) 19:21

    ケンタくんは月に行ったのですね。
    今も毎日、人間でも動物でも、誰かの上に不条理
    の雨が降り注ぎます。
    ケンタくんは魂の行き場所があり、幸せでしたね。
    ケンタくんが、次に何かに生まれ変わるときは、
    「あの3年間は幸せだったよ」と言ってると思います。

    nmsan2008 #eraTkbfg | URL | 編集
  • 2011/08/25 (Thu) 05:05
    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    # | | 編集
  • 2011/08/25 (Thu) 18:01
    Mrs.Coronさん

    シナモンの四十九日を覚えていて下さったなんて、
    ありがとうございます!
    これで本当に旅立ってしまうのかなと思うと、
    また、しんみりしてしまいました。
    大福はだいぶ元気になってきましたよ。

    歩夢も、ケンタも年は違うけど、
    どちらも8月17日が命日です。
    ケンタが歩夢を迎えに来た気がします。
    歩夢のことは、また後日記事に載せる予定です。

    Edy #- | URL | 編集
  • 2011/08/25 (Thu) 18:15
    みーままさん

    ケンタを可愛いと言って下さって
    ありがとうございますi-237
    友人達はみな「可愛げがない」なんて
    言ったもんで、危うく絶好しかけ…i-229

    ケンタは、年老いた小さな兎でしたが、
    私にとっては、とても気高く大きな存在でした。
    彼と出会えたことには、ただただ感謝です。

    Edy #- | URL | 編集
  • 2011/08/25 (Thu) 18:28
    Konrad さん

    ようこそ、Konrad さん。
    ご訪問とコメントありがとうございますi-179
    私のマイナーで拙いブログを
    おほめに預かり、舞い上がり中ですi-237

    Konrad さんもH公園のお近くだったんですか。
    今でもご近所なら、一緒にお散歩できるのに、ざ・ん・ね・ん。

    よろしかったら、またいらして下さいね。
    ブログにも、H公園にも♪

    Edy #- | URL | 編集
  • 2011/08/25 (Thu) 19:10
    nmsan2008さん

    動物達を見送る時には、
    いつも「ああすればよかった」と
    後悔することだらけですが、
    生前幸福を共有できたなら、
    それだけでOKなのかもしれませんね。

    生物全てに輪廻転生があるとしたら
    どんな形でも、彼らにまた巡りあいたいと、
    切に思ってしまいます。

    Edy #- | URL | 編集
  • 2012/07/15 (Sun) 19:50

    ケンタ君、心無い飼い主に置き去りにされてしまった
    なんて・・・。本当に切ないね。
    でも、Edyさんの子になって少しずつ心を開いて
    いって・・・読んでいて涙しちゃいました。
    骨折や麻痺など大変だったかもしれませんが、
    きっと心はとっても幸せだったと思います。
    とってもとっても可愛らしいわ。
    お空でうちのラビとも遊んでくれたら嬉しいな♪

    たんぽぽ #- | URL | 編集
  • 2012/07/16 (Mon) 20:12
    たんぽぽさん

    人間に傷つけられたケンタが、
    心を開いてくれたときは、ホント、感激でした。
    私が「ねむねむ」と言って薄目になると、
    ケンタも真似して目を閉じたり。
    私が与えるものは、全て何でも食べ、
    シャワーもオムツもいやがらず、
    本当に聞き分けのいい子でした。

    お空では全ての病気が治って、今頃は、
    ラビちゃんと競い合って跳ねてるかもi-236


    Edy #- | URL | 編集

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